シニア期になった愛犬の健康管理には、適切なドッグフードの選択が重要となります。老化に伴い体力や消化能力などが低下するため、その点が配慮されたシニア犬用のドッグフードがおすすめです。シニア犬に必要なエネルギーや栄養素を補給し、健康維持をサポートする役割が期待できます。
こちらでは、シニア犬に適したドッグフードの選び方などを解説します。
小型犬や大型犬、犬種、サイズなどによって異なるものの、一般的に7歳頃からシニア犬と呼ばれるようになります。老化が始まり徐々に代謝などが落ちてくるため、この時期を目安にシニア犬用ドッグフードへの切り替えを検討するのがおすすめとされます。
主食として与えるなら総合栄養食を選ぶ
シニア犬用のドッグフードとして、栄養バランスが整った総合栄養食も選択肢の一つに挙がります。シニア犬は活動量が減少する一方で、年齢による健康状態の変化に対応できるよう、タンパク質やビタミン・ミネラル類など様々な栄養素をバランス良く摂取する必要があります。総合栄養食はそのフードと水だけで必要な栄養素を摂取できるのが利点で、シニア犬の主食としてもおすすめといえます。
脂質の量に注意する
シニア犬の健康を保つうえで脂質は必要です。しかし、過剰な脂質は肥満の原因となり、さらには膵炎などを引き起こすリスクも高まります。そのため、シニア犬のドッグフード選びでは脂質の量に注意を払うことが求められます。
ドッグフードの成分表示を見て、脂質の含有量をチェックしましょう。理想的な脂質の含有量は10%以下とされます。また、脂質に加えてタンパク質や食物繊維なども確認すると、栄養バランスの良い商品を選びやすくなります。
粒が硬すぎないものを選ぶ
シニア犬にドッグフードを与える際、重要なポイントとなるのが粒の硬さです。シニア犬は、歯や口腔の状態が悪くなっているケースも少なくありません。硬すぎるフードは食べにくいだけでなく、食事を楽しめないというストレスなどによって、食事を拒否するおそれがあります。
ふやかして柔らかくなるか、犬の口に合ったサイズかなどをチェックすることで、愛犬がストレスなく美味しく食事ができるようになります。
シニア犬向けの表記があるものを選ぶ
シニア犬用のドッグフード選びでは、パッケージに記載されている情報も指標となります。シニアになると成犬時と比べて運動量がダウンし、代謝や体の機能も徐々に落ちます。成犬用のフードを与え続けると過剰にカロリーや栄養素を摂取してしまい、内臓に負担がかかったり、栄養バランスが崩れたりする場合があります。
シニア犬用に開発されたドッグフードは、年齢に応じた体調の変化や特有の健康問題を考慮した栄養素が配合されています。「シニア犬向け」といった表示があるフードを選びましょう。
香りの強いものを選ぶ
シニア犬は加齢に伴い、嗅覚が少しずつ衰えていきます。そのため、食事の香りが弱いと食に対する関心を失い、食欲が減退してしまうこともあります。そうなると十分な栄養を摂取できず、健康に悪影響を及ぼすことも考えられます。
ドッグフードは、食への興味を引き出すためにウェットフードなど、香りの強いものを選ぶことをおすすめします。香りが強いと食欲を刺激し、食事を楽しむことができます。ただし、香りが強すぎると逆に嫌がる場合もあるので、愛犬の反応を見ながら与えることが大切です。
愛犬の体調や活動量、食欲の変化などから老化のサインを読み取り、適切なタイミングでドッグフードの切り替えを行いましょう。
シニア犬のためのドッグフード選びは健康と長寿に直結します。まずは何歳頃にシニア犬用ドッグフードへ切り替えるかを愛犬の体調を観察しながら検討し、脂質の量に注意する、粒の硬さをチェックする、シニア犬向けなどの表記を確認する、香りが強いものを選ぶといったポイントを踏まえて、愛犬に合うドッグフードを選択しましょう。
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